軍刀横領訴え不起訴 男性が不服申し立て 福井検審に
福井新聞 2022年02月10日
修理を委託された軍刀の柄など横領したとして、業務上横領などの疑いで福井市の刀剣類販売・修理会社の元代表取締役の男性
(53)を刑事告訴した京都府の50代男性が9日、福井地検の不起訴処分を不服として福井検察審査会に審査を申し立てた。
京都府の男性は申し立て後、「代々受け継いでいる軍刀。元の状態に戻して早く返してぼしい」と述べた。審査申立書などによると男性は2015年6月、外装を修理してもらおぅと軍刀を元代表取締役の男性に預けたところ、柄やさやなどが別の物に交換されて戻ってきたとしている。福井地裁による回収の強制執行後も返還されず、20年12月に告訴状を提出、地検は今年2月3日に不起訴とした。
出典
『福井新聞』2022年2月5日、31面(社会欄)