日本刀横領の刀剣店主が否認
NHK NEWS WEB 2016年10月03日 19時18分
福井市で刀剣の販売・修理店を経営する会社役員が客から預かった日本刀の名義を勝手に変更し着服したとして業務上横領などの罪に問われている裁判が3日開かれ、会社役員は「正当な理由があって名義を変更した」と述べて起訴された内容を否認しました。
福井市で刀剣の販売・修理店を経営する、会社役員、勝山智充被告(47)は、おととし12月に神奈川県の50代の男性から刀のさやを作るよう依頼され日本刀1振り、約72万円相当を預かりましたが、所有者の名義を勝手に変えて着服したとして業務上横領などの罪に問われています。
3日、福井地方裁判所で開かれた裁判で、勝山被告は「正当な理由があって名義を変更した。横領はしていません」と述べて起訴された内容を否認しました。
このあと、検察は事件のいきさつについて「被告はさやの製作費用などとして男性から13万円あまりを受け取ったが、日本刀の返還を求められても応じなかった。教育委員会に対して所有者を架空の人物に変更する届け出をした」と述べました。
勝山被告は修理目的で別の客から預かった日本刀を返さずに着服した罪でも起訴されていて検察は日本刀をほかにも着服したとして追起訴する方針を示しました。
次の裁判は10月31日に開かれる予定です。
出典
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/3055977511.html {at}
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