刀剣返還応じないとして強制執行
NHK NEWS WEB 2017年10月27日 19時05分
福井市にある刀剣の販売・修理会社などに対し福井地方裁判所が9月顧客から預かった日本刀などの返還を命じる判決を言い渡しましたが、会社側が返還に応じないとして裁判所は27日、刀などを回収する強制執行を行いました。
強制執行が行われたのは、福井市にある刀剣の販売・修理会社「勝山剣光堂」で27日午前執行官3人が訪れ刀などを回収しました。
この会社と48歳の経営者は修理や委託販売の契約で顧客から預かった日本刀などを返さなかったとして業務上横領などの罪に問われています。
この裁判とは別に17人の顧客が日本刀などの返還を求める民事の裁判を起こし福井地方裁判所は9月「契約を解除する権利は法律で認められている」などとしてすべての返還を命じる判決を言い渡し27日までに確定しました。
しかし会社側が返還に応じないとして裁判所は原告側の申し立てを受け27日、強制執行を行いました。
原告側によりますと27日の強制執行などで申し立てた14人のうち10人分の刀などが回収されました。
残りの3人の刀は後日に回収される予定ですが、1人については見つからなかったということです。
これまでの裁判で会社側は「契約を解除する場合は刀などの所有権を会社側に移すことなどが約款に定められていて返還には応じられない」などと主張しています。
出典
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/3055146481.html {at}
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